2010年11月29日

【推薦本】永遠の旅行者 橘 玲

◆本日の『人生を変える一冊!』


【78】 (107) 『永遠の旅行者(上)』 幻冬舎 05年7月 ※08年に文庫化 橘 玲
永遠の旅行者〈上〉 (幻冬舎文庫)橘 玲

幻冬舎 2008-08



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◆【点数】 ○76〜85点 極めて優れたビジネス本

元弁護士・真鍋に、見知らぬ老人麻生から手紙が届く。

「二十億の資産を息子ではなく孫に相続させたい。
ただし一円も納税せずに」重態の麻生は余命わずか、
息子悠介は百五十億の負債で失踪中、
十六歳の孫まゆは朽ちた家に引きこもり、
不審人物が跋扈する。

そのとき、かつてシベリア抑留者だった麻生に殺人疑惑が浮上した―。
謎とスリルの上巻。




◆著者はコチラ

橘玲[タチバナアキラ]
1959年生まれ。作家。早稲田大学卒業。2002年、
小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。
06年、『永遠の旅行者』が第十九回山本周五郎賞候補作となる。


◆パワーブロガーの『書評』はコチラ


>> これは面白い【永遠の旅行者(下)】|Cazperのつれづれ日記

先日読み終えた上巻の続きです。ちょっと昔の本ですが、読みそびれていた
私としては楽しめました。

それにしても、租税回避のスキームは興味深いです。

 日本の税法は属地主義を原則としているのだ、たとえ日本国籍を有してい
ても、日本の居住者でなければ原則として納税義務は生じない。それを利用
して、子どもをアメリカに赴任させ、多額の資産を国外で贈与する租税回避
が富裕層の間で広く行われた。
 日本の税法では、一年超の契約で海外勤務が決まった場合は、日本を出発
したその日から非居住者として認定される。
 アメリカの税法では、相続税や贈与税は財産を贈った側が支払う。受贈者
がアメリカ国内に居住していても、贈与者がアメリカの非居住者で、米国債
などの資産を相続・贈与した場合は、アメリカ側で納税の必要はない。
 このふたつを組み合わせると、合法的に相続税や贈与税を無税にできる。
子どもが日本の非居住者になったあとに米国債を購入し、それをそれを譲渡
すればいいだけだ。日本は相続税率が高いとずっと批判されてきたが、この
方法を使えば、それがたとえ何百億円の資産であっても合法的に非課税で贈
与することができた。l
 だが、外資系銀行のプライベートバンク部門がこの租税回避スキームを商
品化し、富裕層に大々的に売り込んだことから問題化し、2000年4年の租税回
避措置法改正で、たとえ相続人が非居住者であっても、被相続人、相続人が
ともに五年以上、海外に居住していなければ課税対象とされることとなった。
(pp.24-25)

確かに単純に個人だけを利用した海外への転居を利用した租税回避法は難し
くなったとは思うのですが...(本の中でも書かれているように)海外に既に
住んでいる人(PT)の法人格を利用すると法の穴を掻い潜って合法的に節税
が出来てしまいますね。

・・・・




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posted by かっちゃん2.0@名古屋 at 05:00| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事術・整理法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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