2011年07月18日

【書評】あなたとわかる目印は何ですか?『佐藤さんはなぜいっぱいいるのか? 身近な疑問から解き明かす「商標」入門』 茅原 裕二

◆佐藤さんはなぜいっぱいいるのか?


◆「商標」を切り口とした、トリビア的知識!


会計の内容を簡単にわかりやすく説明した本は多数出ていますが、
「商標」をわかりやすくした本は少ないですね。

本書は、その「商標」を身近な事例とそのウラ話を交えながら、
わかりやすく、トリビア的な事例で解き明かした入門書です。

そもそも「商標」とは、他と区別できる独自の「目印」のこと!

他と区別できるので「複数ある選択肢の中から、あなたやあなた
から派生するものを、あなた以外の人から選んでもらうこと」(p6)
ができるのです。

当然、その「目印」が似ていれば、区別が難しくなってしまいます。

そこで、国ごとに、「商標」を登録するというルールを設定して、
真似されないように管理しているのです。

というと、すごく難しい話しになってしまいますが、
本書は面白い事例を沢山用意して、
わかりやすく「へぇ〜、そうなんだ!」的に解説しています。

例えば、タイトルになっている「佐藤さん」のお話し。

そもそもは、平安時代の「藤原」氏の時代までさかのぼるそうです。

その平安時代、藤原氏の一族が朝廷の要職をほとんど占めたため、
藤原姓とは別の名字を名乗る必要が生じた。

その方法として、自分の領地や職業の一部と「藤原」の「藤」を
組み合わせることをやりました。

これにより、「藤原」一族と関係があることを示したのです。
その時代に生まれた姓の一つが「佐藤」さんなのだそうです。

なるほど、なるほど。
でも、同じことを考える人が多かった!

その結果、「佐藤」さんは、今や日本一多い名字になっています。
(それでも、日本中の2%以下だそうですが)

結局、一族の目印としたつもりが、多くなりすぎて、逆に目印と
しての役目を果たすことが難しくなってしまった。

そこで、本来の「他と区別する目印」の役目をしっかりと果たす
ための規則として「登録商標」というものがあるのです。

事例として出てくるのが、
ラーメンの「大勝軒」、餃子の「王将」、
コーヒーの「スターバックス」と「エクセルシオール」、
スポーツの「adidas」、などなど・・・。

どれも、アツイ戦いを行っているようですね!

また、アップル社の「iPhone」にも、こんな逸話が・・・。

「IPHONE」は、名古屋のアイホン株式会社が1966年に既に商標登録
していたため、後追いでは、アップル側が類似と判断されてしまう。

そこで、アイホンに「iPhone」という商標を携帯電話の分野で登録
してもらい、それをアップル社にライセンス提供(2008)する形で
対応したのです。

そんなのありかって感じですが、これを乗り越えて、アップル社の
製品はすべて「i」で始まる商品となっていることを考えると、
なかなか奥が深いですね!

ということで、「商標」登録について、トリビア的な知識を得たい人や、
初心者の方へ「商標」について話す機会がある方にはオススメの一冊です!

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ラーメンにもコーヒーにもエッチ本にも運動靴にも
「商標」をめぐるドラマがある。

第一線に立つ弁理士が「佐藤さん」をきっかけに解説する、
面白逸話の数々!

「本当にあったHな話」と「実際にあったエロ話がてんこ盛り!」
の間係は?

「スターバックスの緑」「アディダスの三本ライン」の秘密とは?



◆目次メモ


第1章 佐藤さんはなぜいっぱいいるのか?―名字から考える目印の基本的な考え方
第2章 ラーメン戦争―その商標は誰のもの
第3章 あなたの「目印」似てますよ!
第4章 スターバックスとエクセルシオール、コーヒー勝負
第5章 獣対決とライン対決
第6章 有名になるための死闘
第7章 商標・目印の応用編

◆著者の履歴 茅原裕二[カヤハラユウジ]


1969年岩手県生まれ。中学3年生から自転車にハマり、自分で自転車を組み
立て、四国、九州、北海道、そしてカナダ横断と自転車一人旅をする。
「カナダ自転車横断」を自分の目印として最初の就職を勝ち取る。4年半の
サラリーマン生活を経て、無職の状態で結婚。7年間の主夫生活を体験した
後、弁理士試験に合格。都内の特許事務所にて副所長として活躍した後、
2011年5月に独立し、「わらしべ特許商標事務所」を設立する。

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>> あなたの「目印」はなんですか?【書評】茅原裕二(著)『佐藤さんはなぜいっぱいいるのか?』(講談社)|一流への道

【感想など】
タイトルから、「いったい何の本だろう?」と思ってしまう方も
おいでると思いますが(ワタクシもそうでした)、けっして名字
の本ではありません。

著者の茅原さんは弁理士さんで、本書は「商標」について、わかり
やすく解説してくれている本です。

商標とか特許とかいった分野は、ワタクシにとって全くの知識のない
分野でしたが、次から次へと出てくるトリビア的な具体例が非常に
面白く、楽しんで一気に読むことができました。

巻頭の“佐藤さん”の話もそうですし、プーマとアディダスの創始者
は兄弟だったとか、ワタクシも大好きなAppleのリンゴはなぜ一口かじ
られているのか、などなど雑学王として知っておくとちょっと自慢で
きるものばかり。

「よくこれだけ調べられたな」と感心しましたよ。

・・・・



◆ビジネス本でバージョンアップ2.0をお読み頂きありがとうございました。


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では、また。





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posted by かっちゃん2.0@名古屋 at 05:00| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング・セールス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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