2012年02月08日

【書評】日本でいちばん大切にしたい会社大賞!『会社は家族、社長は親』 坂本光司、渡邉幸義

◆会社は家族、社長は親 坂本 光司 渡邉 幸義


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◆働きがいを高める感動的エピソード!


「日本でいちばん大切にしたい会社」で有名な法政大学の坂本光司先生が、
法政大学、日刊工業新聞、あさ出版で創設した、
「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」への思いが熱く語られた本です。

本章が評価するのは、特に社員と中心とした人を大切にする、人の幸せを
一番のベースに置いた経営をしている会社です。

その第一回の経済産業大臣賞を受賞したのが、岐阜県の『未来工業』です。

「日本でいちばん大切にしたい会社2」で紹介された会社です

この会社も、社員第一主義経営・社員は家族といった経営をしている企業
として超有名です。日本で一番休みが多い、残業ナシ等でも有名です。

それでいて、創業以来、一度も赤字を出したことがないどころか、
創業以来46年間の売上高営業利益率の平均が13%前後という好業績!

ちなみに、未来工業は成果主義ではなく年功序列です。タイムカードもあり
ません。しかし、社員は年間約1千件の新商品のアイデアを出しています。

このことから、人、とりわけ社員やその社員を支える家族が幸福の実現を軸足
に、愚直一途に経営をしている企業の業績が安定的に高いことがわかります。

つまり、企業にかかわりのある全ての人々、とりわけ5人の人々の幸福を
実現するための活動であることがわかるのです。

5人の人々とは、次の方々のこと。

 ・社員とその家族
 ・社外社員とその家族
 ・顧客
 ・障がい者や高齢者等地域住民
 ・出資者・支援者


その中でも、最もその幸福を念じ、追求すべきは、「社員とその家族」。
「社員第一主義経営」「大家族的経営」がより重要ということ。

なぜならば、所属する企業やその上司に不平・不満・不信感を抱き、
愛社心が不足する社員が、その企業や上司の業績を高めようとする
努力をするとは、到底思えないから。これは自然の摂理であろう。

企業経営にとって「顧客満足度」を高めることは最重要。
だからこそ経営者は「社員満足度」を最重視しなければならない!

社員は、材料でもコストでもない。

社員は、各々の人生があり、「たった一回の人生を幸福に生きる」
ことを求める人間なのです。

本書では、こうした経営観・経営者観を持って、経営を行っている
「アイエスエフネット」の渡邉幸義社長との共同執筆となっています。


「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」審査は、6部門36項目の
チェックリストに基づいて行われました。

参考に、いくつか抜粋してみると・・・

1.従業員と家族に関すること

 過去5年間の
 ・年間平均離職率(除く定年退職・結婚退社・病気退社等)
 ・人員整理・希望退職等の実施
 ・死亡や重病等重大な労働災害の発生
 ・労働紛争の発生
 ・社員満足度調査の実施
 ・総実労働時間に対する平均教育訓練時間

2.外注先・仕入先に関すること

 過去5年間の
 ・外注先・仕入先等への2桁のコストダウン要請の有無
 ・発注単価は双方が対等の立場で紳士的に決められている
 ・流れている仕事を既存の外注先・仕入先等に十分相談せず、
   他社から見積りをとったことがあるか
 ・自社の商品を購入させたり、自社の定年等の社員を半強制
   的に就職させたことがあるか
 ・外注先・仕入先等へ今後の需要動向などの十分な情報を
   開示しているか

3.顧客に関すること

 過去5年間の
 ・平均リピーター率(顧客数ベース)
 ・顧客満足度調査の実施
 ・顧客からの訴訟件数 

4.雇用と社会貢献に関すること

 過去5年間の
 ・平均障害者雇用率
 ・障害者雇用に占める重度障害者の比率
 ・障害者の平均正規社員比率
 ・遵守すべき法律・規制におけるコンプライアンス上の問題 

5.株主等に関すること

 ・過去5年間の平均売上高経常利益
 ・全社員が自社株を持てる仕組み
 ・過去5年間の平均配当

6.企業継続のための布石

 ・社員が夢を持てる企業理念・ビジョンがある
 ・ビジョン実現のための中・長期経営計画が策定されている
 ・数値だけではなく経営戦略や組織文化も含めてPDCAが実行されている
 ・総資本対自己資本比率
 ・借入金の月次売上高に対する比率


◆日本でいちばん大切にしたい会社の 『公式ブログ』 はコチラ


>> 『日本でいちばん大切にしたい会社』 公式ブログ 



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「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」受賞の未来工業をはじめ、
社員の働きがいを高めた感動的エピソードを満載!

◎休みが多くても高い利益率をあげられる
◎給料で大差をつけると、会社全体のパワーを削ぐ
◎高齢者を大切にする会社は業績も高い
◎障がい者雇用に尽力している会社は業績が高い
◎年功序列で社員のやる気を高める
◎辞めるときは「定年」ではなく「引退」

『日本でいちばん大切にしたい会社』の著者坂本氏と、
ITベンチャー企業を興し、障がい者雇用に取り組む渡邉社長の対論。

障がい者・引きこもりも戦力にする究極の適材適所、「社員は家族」
というマネジメントを提唱。



◆目次メモ


第1章 「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の会社のすごさ
 大賞設立の経緯
 就労環境をオープンにする意義 ほか
第2章 障がい者は会社の戦力にできる
 アイエスエフネットが十大雇用を始めた理由
 雇用の受け皿として会社をつくった経営者たち ほか
第3章 高齢者・女性の活用が企業戦略のカギを握る
 高齢者を大切にする会社は業績も高い
 社員の定年時期を決めてはいけない ほか
第4章 「社員は家族」というマネジメント
 赤字でもリストラはしない
 社員とその家族の幸せに軸足を置く ほか

◆著者の履歴


坂本光司[サカモトコウジ]
1947年、静岡県焼津市(旧大井川町)生まれ。1970年、法政大学経営学部卒業。公共産業支援機関指導調査課長、浜松大学教授、静岡文化芸術大学教授などを経て、法政大学大学院政策創造研究科教授、および同大学院静岡サテライトキャンパス長。専門は中小企業経営論、地域経済論、福祉産業論。産業支援施設助成審査委員会(経済産業省)委員長、価値ある中小企業に関する研究会(関東経済産業局)焼津市・牧之原市・菊川市等の行財政改革審議会会長、NPO法人オールしずおかベストコミュニティ理事長など、多くの公識を務める

渡邉幸義[ワタナベユキヨシ]
1963年、静岡県沼津市生まれ。武蔵工業大学機械工学科(現・東京都市大学)を卒業後、日本ディジタルイクイップメント株式会社(現・日本ヒューレット・パッカード株式会社)入社。2000年1月、社員数4名でITサービスカンパニーである株式会社アイエスエフネットを創業し、代表取締役に就任。雇用の創造を大義に掲げ、十大雇用のスローガンのもとにニート・フリーター、障がい者、育児や介護従事者、引きこもり、シニア、ボーダーライン(軽度な障がいで障がい者手帳を不所持の方)、DV被害者、難民、ホームレス、その他就労困難者の雇用に積極的に取り組みつつ、利益を上げ続けている。

◆著者の 『公式ブログ』 はコチラ


>> アイエスエフネット社長ブログ-渡邉幸義の日々 


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posted by かっちゃん2.0@名古屋 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営・経済・会計・人事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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