2012年02月29日

【書評】自分で答えを出せ!『武器としての決断思考』 瀧本 哲史

◆武器としての決断思考 瀧本哲史



◆東大×京大×マッキンゼー式「意思決定の授業」!


本書を読むことで、入手できる「武器」のポイントはコレです。

★世の中に「正解」なんてものはない。

★正解がわからないから動かないのではなく、
 「いまの最善解」を導き出して、とにかく行動することが重要だ。

★根拠を比較して得た結論を、とりあえずの「答え」にしよう。

★前提が間違っていたら修正して、また行動すればいい。
 それが最善解に近づくための「決断思考」だ。

★ディベートの手順なんて忘れてもいい。この本を読んで、一つだけ
 忘れずに心に留めておいてほしいのは、「自分の人生は、自分で考
 えて、自分で決めていく」ということ。

★思考停止だけは避けるべきだ。

★決断思考を手に入れたら、明日からの人生を力強く歩んでいって
 ほしい。武器を持った君たちが、未来を作るのだから。


全篇、理論的で、わかりやすく書かれています。
10代、20代向けに書かれたそうですが、それ以上の方にもオススメ。

主張の展開は次の通りです。

本書は、学生向けの授業「意思決定の授業」を一冊にまとめたもの。

変化の激しい今の時代、これまでの価値観や方法、人生のルールと
いうものは、意味をなさなくなってきている。

これからの日本は、もっともっと厳しい状況になっていく。

「自ら考えて行動する」力の弱い人々は、誰かが考えたシステムに
からめてられて、まるで奴隷のようになっていくであろう。

この世界で生きて行くには「武器としての教養」が必要です。

具体的に言うと「意思決定の方法」を身に付けることが必須。

今やカオスの時代に突入し、将来どうなるか、誰も予測できない。

こんな時代を生きるには、過去にやり方が通用せず、未来予測もうまく
いかない中で、自分の人生や家族の将来を見据えながら、ひとつひとつ
現時点で最善と思える「意思決定」を行っていかなければならない。

この意思決定の方法として、具体的な方法が「ディベート」。

ディベートは、あるテーマを設定して、それに対する賛成意見と
反対意見を徹底的に戦わせるもの。

実は、賛成と反対、どちらの立場に立つかは、直前のくじ引きや
ジャンケンで決めることになっている。

つまり、賛成と反対、両者の立場に立った意見・主張をあらかじめ
用意しておかなければならない、ということ。

このディベートの思考法は、客観的に決断するために非常に有効な
思考法である。

ただし、単なる知識レベルだけの習得であれば、役に立たない。

「知識・判断・行動」の3段階を経ることで、実学として実を結ぶ。

考え方を学び、知識を行動に結びつけることが大切。

これができる人は、代替えできない、オンリーワンの人材になれる。

単に、早朝や夜の勉強会に参加している自分に少し酔って、
勉強したつもり、仕事をしたつもり、では全く役に立たない。

さらに、エキスパートではなく、プロフェッショナルを目指せ。

プロフェッショナルとは、次の2つの条件を持ち合わせた人材。

・専門的な知識・経験に加えて、横断的な知識・経験を持っている
・それらをもとに、相手のニーズに合ったものを提供できる

要は、相手の立場に立って、相手の代わりに考えてあげることが
できる人材である。

単なる専門バカ(エキスパート)では生き残ることできない。

全体を俯瞰して判断できるプロフェッショナルになることが必要。

そのためには「答えではなく、答えを出す方法を学ぶ」こと。

ビジネスにも、人生にも、そもそも「正解」なんてものはない。

「正解」のない答えを、自分の力で出せるようになること。

つまり「自分の人生は自分で決めていく」ということ。

これからの時代、
・「意思決定の方法」を学ぶことは、最大のリスクヘッジになる
・最大のリスクは「変化に対応できないこと」である

正解が無い中、正解ではなく「いまの最善解」を導き出すことが必要。

最善解を出すには、議論を行って決める、つまりディベートが有効。

議論によって意識的に違う視点、複数の視点を持ち込み、ぶつけ合う
ことで、「いまの最善解」を出すことができるようになる。

なぜ議論が必要かというと、人に認識や意思決定はゆがみやすい
という特徴を持っているから。

第1は、慣れていることを重視してしまう、という問題。
人をどうしても過去を重く、未来を軽く見積もってしまう。

第2は、限られた情報や枠組みで考えてしまう、という問題。
情報不足だと、究極の楽観か、究極の悲観をしてしまう。

第3は、サンクコストの問題。
初期投資が大きいほど、うまくいかなくても、いまさらやめること
ができない。本来はゼロベースで考えないといけない。

それ以外に議論ではないものを根拠とするパターン。

一つ目は、自分が根拠というもの。
私がそう思うので正しい、偉い人が言うから正しい、というもの。

二つ目は、みんなが根拠というもの。
みんながそう言っているじゃないか、という日本人にありがちなもの。

三つ目は、反論させないもの。
卵が先か、鶏が先かの議論のたぐい。

そういったことが起きないように、議論にルールを加えてものがディベート。

ルール1:特定の論題について議論
ルール2:賛成側と反対側に分かれる
ルール3:話す順番、発言時間(制限時間)が決まっている
ルール4:第三者を説得する(相手を論破するのではない)

そして、「結論を出す」ことが大事。
変化することを前提に、「修正」の考え方を身につける。
「ブレない考え方」は思考停止と同じ。

ということで、ディベートの使い方と考え方のポイントを
詳細に解説しています。


◆漠然として問題を「具体的」に考える

・論題8テーマ)は「○○にすべきか、否か」にする

・問題は大きすぎて漠然としているときは、小分けして考えよう

・同時に複数の論題について考えることを習慣にしよう

・どうでもいい議論に時間をかけることは、もうやめよう

◆どんなときも「メリット」と「デメリット」を比較する

・「メリット」と「デメリット」を比較しよう

・メリットとデメリットには、それぞれ3つの条件がある

・主張が3条件を満たしているかどうか、しっかりチェックしよう

◆反論は、「深く考える」ために必要なもの

・反論は、メリット・デメリットの3条件に対して行う

・読書は格闘技だ

・論理駅にツッコミを入れて、主張が正しいかどうか検討しよう

◆議論における「正しさ」とは何か

・「正しい主張」には根拠がある

・その「根拠」は、反論にだらされていて、なおかつ耐えがたいものだ

・裏をとるな、逆をとれ

・相手の主張「推論」の部分に目を向けよう

◆武器としての「情報収集術」

・反論に耐えたメリットとデメリットを比較して、決断していこう

・どちらが重要かは、「質×量×確率」で考えよう

・自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていく


◆本日のオススメ!



◆アマゾンの内容紹介から ↓

本書は、著者がいま、京都大学で二十歳前後の学生に教えている
「意志決定の授業」を一冊に凝縮したものです。

今後、カオスの時代を生きていく若い世代にいちばん必要なのは、
意思決定の方法を学ぶことであり、決断力を身につけることです。

もう過去のやり方は通用しないし、人生のレールみたいなものも
なくなってしまいました。

「答え」は誰も教えてはくれません。

となれば、自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていくしかない
のです。仕事をどうするか、家庭をどうするか、人生をどうするか?

この本で私と一緒に「自分で答えを出すための思考法」を学んでいき
ましょう。きっと、あなたの人生を変える授業になるはずです。



◆目次メモ


はじめに 「武器としての教養」を身につけろ
ガイダンス なぜ「学ぶ」必要があるのか?
1時間目 「議論」はなんのためにあるのか?
2時間目 漠然とした問題を「具体的に」考える
3時間目 どんなときも「メリット」と「デメリット」を比較する
4時間目 反論は、「深く考える」ために必要なもの
5時間目 議論における「正しさ」とは何か
6時間目 武器としての「情報収集術」
7時間目 「決断する」ということ

◆著者の履歴 瀧本 哲史(たきもと・てつふみ)


京都大学客員准教授、エンジェル投資家
東京大学法学部を卒業後、大学院をスキップして直ちに助手に採用されるも、
自分の人生を自分で決断できるような生き方を追求するという観点から、
マッキンゼーに転職。3年で独立し、今世紀中には返済できないほどの借金
を負ってしまった企業の再建などを手がける。また、他の投資家が見捨てた
会社、ビジネスアイデアしかない会社への投資でも実績を上げる。
京都大学では「意思決定論」「起業論」「交渉論」の授業を担当し、教室か
ら学生があふれるほどの人気講義になっている。「ディベート甲子園」を主
催する全国教室ディベート連盟事務局長。NPO法人全日本ディベート連盟
代表理事。星海社新書の「軍事顧問」も務め、本書が単著デビュー作となる。
ツイッターは@ttakimoto

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posted by かっちゃん2.0@名古屋 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 能力開発・自己啓発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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