2013年09月08日

【書評】『ビシッと言っても部下がついてくるできる上司の叱り方』 嶋田有孝


◆本日のオススメ!



◆ビシっと言うには技術がいる!


いきなり質問です。

新人君や部下の指導が難しくなっている昨今、

あなたはどちら派ですか?

(1)叱ることが怖くて、つい見て見ぬフリをしてしまう
(2)いつも感情的になって部下を怒鳴り散らしてしまう

まあ、二つの選択者は両極端かな、と思いますが、
部下の指導で、いろいろと悩んでいる方は多いようです。

本書は、
リーダー論や仕事の基本論について語らせたら天下一品である、
日経サービス社長の嶋田さんの新刊です。

今回は「どう叱るべきか?」に焦点を当てた内容です。

叱る、これは昔から難しいとされています。
なんと、古代ギリシャの時代から。

「感情にまかせて怒ることは、誰にでもできる。それはやたすい。
 だが適切な相手に対して、適切なときに、適切な目的のために、
 適切な方法で怒ることは難しく、誰にでもできることではない」

 (哲学者アリストテレス)

つまり、紀元前二千数百年の昔から、世界のリーダーたちは、
「どう叱るべきか?」について頭を悩ませてきたのです。

そういうことですから、管理職になって数年や数十年ぐらいで、
そうそう簡単にやれるようになれるものではありません。

管理職を対象とした研修で、講義内容についてリクエストを聞くと、
高い比率で「叱り方を教えて欲しい」という意見が出るそうです。

それだけ、部下の叱り方で今も悩んでいる方が多いのでしょう。

では、なぜ「部下を叱れないのか」を聞いてみると、
こんな結果が出たそうです。

第1位:「人間関係に対する心配」36.9%

具体的な意見としては、こんな感じです。

「相手を傷つけ、やる気を失わせてしまうのが怖い」
「叱ると部下に嫌われてしまうのではないかと心配」
「部下との人間関係がこじれ、ギクシャクしてしまう不安がある」

第2位:「自信がない」24.3%

「自分もできないことがあるのに自分のことを棚に上げて叱れない」
「自分の意見が正しいという自信がない」
「叱るだけの実力がない」

第3位:「叱り方がわからない」 17.1%

「どう叱ったら良いか、その方法がわからない」
「タイミングがわからず。叱りそびれてしまう」
「叱った後のフォローができない」

自分と比べて、いかがでしょうか。
ほとんどの方は「同じだよ」という意見ではないでしょうか。

そもそも、今まで受けてきた教育の中で、
叱り方を体系的に学んだ方はいらっしゃらないのでは。

結果、多くの方は、自分の経験を元に部下を叱ります。
経験とは、学生時代の部活、職場、家庭などですね。

当然ですが、それぞれが「自己流」です。
これでは、うまくいかないのが、当たり前なのです。

そして、多くの方は、叱り方の失敗を重ね、自信を失っていきます。

本書では、そんな方々のために5つの章に分けて、体系立てて、
「正しい叱り方」の解説をわかりやすく行っています。

ポイント、こんな感じです。

◆叱るために乗り越えるべき壁

(1)叱ることの本質を知る
(2)叱る勇気を持つ
(3)正しい叱り方を学ぶ

嶋田さんも最初はうまくいかず、悩まれたそうです。

・管理職になりたての頃は、嫌われるのが怖くて叱れない時期があった
・反転して、厳しく怒鳴ってばかりいた時期もあった
・叱っても叱っても部下が変わらず、途方にくれた時期もあった

本書では、嶋田さん自身の失敗の実例をご紹介されています。
こういうのは、成功談よりも失敗談から学ぶことが多いですね。

ということで、
部下の指導にで悩んでおられる方が、嶋田さんの失敗を知ることで、
回り道を避け、より早く、正しい叱り方を見に付けれるように、
体系立てて、かつ豊富な事例を挙げて書かれています。

本書を読んで、「叱り方」の基礎を学びましょう!


最後に、嶋田さんから、皆さんへ贈る言葉です。(おわりにより抜粋)

叱ることは、私たちにとってずっしりと重たい荷物かもしれません。
しかし、嫌だからといって避けていては、いつまで経っても力はつきません。
自分を信じて、勇気を出して、部下を叱ってください。

最初はうまくいかないかもしれません。

「部下が動いてくれない」
「何度叱っても成長してくれない」

そういう悩みにぶつかると思います。
それでも、叱る。

何度失敗しても、決してくじけない。

そうやって苦労を踏み越えて歩み続けるからこそ、
良き上司へと成長できるのです。

皆さんの今後のご活躍を心よりお祈りします。


ありがたいお言葉です。少し、じーんときました。

◆アマゾンの内容紹介から ↓

叱ることが怖くて、つい見て見ぬフリをしてしまうあなたへ

いつも感情的になって部下を怒鳴り散らしてしまうあなたへ

「言い訳する部下」「反抗する部下」「逃げる部下」
 にビシッと言うには技術がいるのです。

「人間関係が壊れてしまいそうで怖くて叱れない」
「冷静に叱れず、いつも感情的になってしまう」
「叱ったら逆ギレされた。

もう叱り方がわからない」このように悩むすべての管理職のために本書は書かれました。

著者の嶋田有孝が、ビシッと叱るための要諦を伝授します。

日経サービス取締役社長、嶋田有孝



◆目次メモ


序章 言わなければならないことをビシッというのが上司の仕事
第一章 ビシッと言うには技術がいる
第二章 言い訳する部下、反抗する部下、逃げる部下をどう叱るか
第三章 何のために叱るのか、それは組織と部下の成長のためである
終章 叱っても愛される上司になる

◆著者の履歴 嶋田有孝(しまだ・ありたか)


昭和41年生まれ。大阪府出身。
平成元年同志社大学法学部卒業。
同年株式会社日経サービス入社。
人事部等の勤務を経て、社長室長、総務部長、営業本部長を歴任、
現在、同社取締役社長。

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posted by かっちゃん2.0@名古屋 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 能力開発・自己啓発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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