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開店1カ月目で黒字達成 「24時間無人」の古着店 店員不在でも支持されるワケ:ムジンノフクヤ(1/4 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン https://t.co/950WrLajg4 at 03/01 20:57
開店1カ月目で黒字達成 「24時間無人」の古着店
店員不在でも支持されるワケ:ムジンノフクヤ
東京都中野区にちょっと変わった古着店がある。24時間営業で店員がいない店、その名も「ムジンノフクヤ」。商品選びから試着、精算まで人と接触せずに完結できることから、密を避けて買い物ができる店として話題になっている。2020年8月にオープンし、開店1カ月目から黒字を達成。現在も月に約300人が購入しているという。
店内には国内ブランドの古着を中心に、500〜5000円の商品約300着をそろえている。コロナ禍で実証実験が進む「無人コンビニ」などとは異なり、店の仕組みは至ってシンプルだ。商品に値札はついておらず、白は500円、グレーは1000円などと、ハンガーの色で価格を示している。清算は「500」「1000」などと金額が書かれた券売機でチケットを購入する形式を採用している。
ムジンノフクヤを運営するのは、マッサージ店などを経営するdharman(ダルマン、東京都文京区)。全く畑違いの業界だが、代表の平野泰敬氏は「オープンの1年程前から構想していた」と話す。
これまでネットで古着販売を行っていた平野氏。アマゾンが米国でレジ無しコンビニ「Amazon Go(アマゾン・ゴー)」の展開を開始するなど、無人販売が注目を集める中「これからは無人販売の動きが加速する」と考えていたという。しかし、コスト面や防犯対策などのリスクを考え、出店については二の足を踏んでいたと話す。
そんな中、世界中で猛威を振るうことになった新型コロナウイルスの感染拡大。人々の生活様式は急速に変化し、人との接触を減らす行動が求められるようになった。今であれば「非接触」のニーズに応えられると判断し出店を決意したという。
深夜には「コインランドリー待ち」のお客も
しかし、実店舗を出店するには少なからず管理費がかかる。これまで行っていたネット販売をさらに強化するということは考えなかったのだろうか。その点について平野氏は「他店との差別化」を理由にあげる。
「今、ネット販売は主流となり、多くの店舗が導入している。ネット上で他社との差別化を図るには、必要以上に価格を下げる必要が出てきてしまう。価格競争から抜けたところで勝負がしたいと思った」(平野氏)。無人販売にすることで人件費などを抑えられ、必要以上の経費をかけずに商品を売ることができると判断した
また、実際に試着したり質感を見たりできる点もネットでの販売にはない魅力の1つだ。ネットになじみがない年代にも商品を届けることができる。
立地にもこだわった。同店は西武新宿線野方駅から徒歩3分程と駅から近いうえ、多くの人で賑わう商店街に位置している。また、店舗の隣には24時間営業のコインランドリーがある。平野氏によると緊急事態宣言前は、飲食店からの帰りに立ち寄ったり、コインランドリーで洗濯を待っている間に訪れたりする人も多かったという。
こういったメリットがある一方で、気になるのは防犯だ。24時間開いていながら店員がいないとなれば、商品が盗まれるリスクが高まるのではないか。この点もムジンノフクヤでは、シンプルな方法で対策を行っている。
シンプルな方法で万引き対策
店内には複数の防犯カメラを設置。撮影した動画を店内のモニターに映してお客に見えるように工夫した。また、道路に面する壁もガラス張りとなっていて、外からも店内の様子が分かるようにした。このような対策で万引き被害に遭いにくく、仮に被害があってもすぐに犯人を特定できる環境をつくった。
連絡帳には「久々に来ました」「商品を購入しました」「外国語表記の案内板も設置してほしい」などといったお客の声が記されている。店側もその全てに返信を書いていて、コミュニケーションの場となっているようだ。
実際に連絡帳の声を参考に改善した部分もある。それが、試着室へのフェースカバーの設置と、店舗入り口に鈴をつけたことだ。入り口の鈴は「試着室に入っている時に、別の人が入店したか分からず不安」という声を参考にした。平野氏は「無人で運営しているからこそ、店舗への要望をお客様から聞けるツールになっている」と話す。今後は連絡帳の中でも要望が多かったメンズ商品の拡充も検討しているという。
古着のリメークや子供服の回収・配布も
他の店舗ではあまり見かけない新たなサービスも実施している。同店では古着の買い取りはしていないが、子供服やベビー服の回収を行っている。回収した服は、クリーニングした上で必要な人に配布しているのだ。また、店内には古着をリメークした商品も並ぶ。
「古着を扱う上で衣料品廃棄の問題にも取り組みたいと思っている。今あるものをどのように再生していくかということを考えた。解決策の1つとして、リメイク品の販売を始めた」(平野氏)
大手企業などが進める最新技術を使った無人店舗にはない温かみを感じる同店。今後はこの業態の定着を目指し、店舗設備の更新などを進めながら2店舗目の出店も目指していきたいという
出典
開店1カ月目で黒字達成 「24時間無人」の古着店 店員不在でも支持されるワケ
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2103/01/news025.html
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